先日庭の小道を作った時に
ついでに松の木の下も道を付けて
ちょっとした遊び場にしようかと
いう事になり
私が部屋の掃除機をかけている間に
人間父さんが一人で
草刈りをしてくれました。
ここは坂が急なので
アルファパパの足のトレーニングにも
調度良いかもしれません。
不思議なもので
「ここで遊べるよ」
って教えた後から
お子達は
お庭で歩くときには
自分からこの松の木の下に
遊びに来ます。
さてこの松の木ですが
ニュージーランドでは100年ほど前に
カルフォルニアからラジアタパインという松の木の苗を輸入し
その後広範囲での植林地の開発に成功し
今では木材として又
パルプとして多く海外に輸出されています。
有名どころでは
北島の「ネーピア」というところの松は
日本の大手製紙メーカーが
ティッシュの原料としてもう随分昔から
使用しているようです。
他の植物もそうですが
寒暖の差が激しい
ニュージーランドの気候は植物の成長に適しているらしく
松の木の成長もとても早いそうで
以前聞いた話では
約30年で伐採できるそうなので
広大な農場主などは
次の世代に残すために投資としての植林をしている
ところも多いようです。
確かに
うちのこの松も
つい2年ほど前までは
私の背丈くらいしかありませんでしたが
今はもう3倍近くは大きくなっています。
まさかたった2年でこんなに成長するとは
驚きです。
とは言え
この松の木は
私達が植えたものではなく
おそらく丘の上に植林したものの種が飛んできて
勝手に成長しちゃったという松です。
この松の他に
気が付かないうちに勝手に成長した松があと3本あります。
まー。私達としたら
その松達も庭のオブジェとして映えるように
ランドスケープを考えていますので
1つの楽しみにもなります。
ニュージーランドは
元々数種類の動植物しか原生しない
特殊な国だったにもかかわらず
入植者たちが外来種を多く持ち込み
その後もビジネスの為の外来種がたくさん輸入され
いつしか自然に拡散してしまい
太古の森の生態系を崩してしまっています。
これは世界的にも大きな問題になっている事ですが
ニュージーランドは小さい国なので
そのスピードは早く
大変危惧されているため
海外からの入国の際の検査が
厳しいという訳です。
さてさて話は松に戻りますが
先日見たニュースの情報によれば
この松も今では自然保護区に拡散し
固有の植物に害を与えているらしいです。
その為
雑草扱いとなり
駆除する作業まで行われているんです。
片方ではビジネスの為にどんどん増やし
もう片方では自然を守るために
駆除する為の税金が使われているなんて
なんだか複雑な状況ですよね。
我が家としては
せっかく仲間入りした松ちゃんなので
成長を見守りつつ
時には剪定をして暖炉に使わせてもらったり
松の木の下でワン様達と遊んだりしたいと思います😊
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