2016年12月19日月曜日

実体験 第3話「分離不安症」

「分離不安症」の子と言われたら
言わずと知れた
「甘ったれプー」ファンタの事
アルファやサクラは
それほど後追いもしないし
つられ遠吠え以外はしないのに
ファンタは必ずといっていいほど後追いしてくる。

「甘ったれプー」と言って軽く笑っていたけど
最近真剣にその理由を検証、検索してみた。


それはファンタの出生(2005年)までさかのぼる。
ご存知の通り
ファンタのお父さんはアルファ


お母さんはこの写真の子
ブリーダーは街のペットショップを営むSharon。



ファンタの姉妹達
(全部ゴールド。ファンタだけが男の子であとの4匹の女の子)は
もう買い手がついていた。この中のどれがファンタなのか識別不能。。
しかも中には映画出演が決まっている子もいた!!


NZでは人気の高いイングリッシュコッカースパニエルは
生まれたらすぐに買い手が付く(というか買い手が待っている)
ちなみにイギリス王室のチャールズ一家の
愛犬もサクラと同じブラック



確かにアルファもその妻もチャンピョンという称号があるから
なおさらだけど(ここでまた自慢の鼻息😤)


さて、Sharonのやり方は意外と早い時期にパピーを母親から離すいうもの。
独り立ちを早めにさせる為か?
買い手に早く慣れさせる為か、
いずれにしてもプロでやっているからちゃんとした信念はあるはず。



一方でアルファのブリーダーはShereeの本職は医療関係で犬関係ではない。
それでいて、有名なブリーダーなので、
彼女のパピーを求める人達は、毎回順番待ちをするほど。
(ちなみにアルファを予約した時も私は14番目だった。
Shereeが私の熱意に負けて一番最初に選ばせてもらったのがアルファだったのさ)
彼女はパピーを販売する事を目的としていないので、
とにかく増やして売るという事はしない。


彼女のやり方は、
8週間は母親や兄弟姉妹といっしょに生活させる。
そのことで母親や仲間からあらゆる事を学ぶ、
パピーのうちに自然に社会勉強をさせるというもの。
当たり前の様だけどとても大切な事みたい。
そのShereeが言うには、早くから母親と離すと「甘ったれプー」に
なるという事だった。もちろん飼い主の育て方もあるけど。



この写真はサクラのママ


--余談--
いずれにしてもSharonもShereeもイングリッシュコッカーに対する思い入れは強く
二人ともに共通して言えたことは、健康で良い犬を誕生させる。という事。
その為、「勝手に交配させない」という契約書にサインをさせられたりもした。
又育てる環境も再確認された。この徹底ぶりは、すごいと思ったし私も嬉しかった。



さてさて、ファンタの「甘ったれプー」の話に戻ります。
あーーーだからファンタは「甘ったれプー」なんだーって納得したんだけど、
それ以外にも、私達の育て方にもその原因はあったみたい。


アルファやサクラの時よりも当時は比較的時間を自由に使えたから
パピーの時から常にべったりする事ができた。
だからファンタのパピー写真アーカイブの枚数も一番多い。


悪い事ではないと思うけど、
それが日常とすれば


本犬ファンタとしたら
離された時はハッピーじゃないはずだよね。


それにしても、私達の1人どちらかが出かけただけでも
遠吠えしまくるファンタ


ちなみにサクラは犬の本能で
しょーがなく、お兄ちゃんにつられて遠吠え


毎回後追いされるのが切なくて
ネットで調べてみると
「分離不安症」という病気があるというのを見つけた。

"後追いするけど出かけちゃえば大丈夫"
なんて思っていたけど

出かけた後でも、ずーーーーっと泣いていて
声がかれちゃったり
周りの家に迷惑をかけたり(近くに家がないからこの部分は大丈夫だけど、、)
ドアをガシガシひっかきすぎて爪がはがれちゃったり
不安過ぎで、精神的に参っちゃって
抵抗力をなくしあらゆる病気の原因になるとか。。


えーーーーーー、そうなんだーー。
その情報を得た私は早速出かけたふりをして
様子を見る事にした。


結果、5-10分くらいの遠吠えの後
あきらめて、落ち着く


そして1時間後くらいに
"思い出し遠吠え"をする。
さらにその1時間後に。。

でもやがて落ち着く
といった具合で
ドアをひっかいたり
遠吠えが止まらない、なんて事はなく
「分離不安症」ではない事がわかり一安心。

それにしても
こんな悲痛な遠吠えを聞くのも辛いし
いつ出かけても、不安にならないように
ちょっと姿を消しては、すぐに戻る
という事を繰り返しやってみたり
出かける時と戻った時には大げさな態度を取らない
という事を実践している。


出掛けるときには「おりこうにいててね」だとか
戻って来た時に嬉しくてついつい
「ただいまー!」「良い子にしていたねー💕💕」なんて
ハグハグをしたいところだけど
それをすると相手(ファンタ)が
すごく特別な事と認識して
なおさら不安になってしまうらしいから。。。
私達もじっと我慢する。😷 


私が家にいっしょにいても
「人間父さん」が仕事に出かける度に後追いするファンタ。
「人間父さん」は何事もないように出かけ
何事もないようにスーーーッと帰ってくる。
「人間父さん」としてもなんだかちょっと寂しいけど
それでもファンタの為に実行している。


そんな事をしていても最近では
更に甘ったれプー度が増して
皆で家にいても
ファンタが寝ている間とかに
私達が姿が見えないところに移動しただけで
慌てて探しに来る。

実はこれはお耳が聞こえにくくなったからみたい😭
耳が聞こえなくなるととても不安になるらしい。。。
でも、そのうちに慣れてくるとか。
たった今、気が付いたんだけど「不安た」って名前だったね😆


いずれにしても
これからは3匹だけで
長い間お留守番なんてないと思う。
よほどの事がなければ
私はずーっといっしょにいるから大丈夫。
出かける時もいっしょだよ。
だから寂しくないよ。

最後にまとめると
「分離不安症」は私、本人かも(^^;)





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